足のニオイは、日常の中で最も気になりやすい「生活臭」のひとつです。
仕事終わり、飲み会やデートで靴を脱ぐ瞬間、スポーツの後など──「もしかして臭っている?」と不安になった経験は、誰にでもあります。
ただし足のニオイは、「汗」「菌」「靴の環境」の3つがそろうことで発生する“自然な現象”です。清潔にしていても、条件が重なれば誰の足からでもニオイは出ます。
本記事では、
- 足のニオイの科学的メカニズム
- 家にあるものでできるカンタンケア
- 足のニオイ対策に使える専用アイテム5選の比較
を、40〜60代のオジ世代向けにわかりやすく解説します。編集部おすすめの「最強足の臭い対策アイテム」も最後に紹介します。
この記事でわかること
- 足のニオイが発生する「科学的な理由」
- お酢・重曹・ミョウバンなど、家にあるものでできる対策
- 目的別に選べる足のニオイ対策アイテム5選と編集部おすすめ
足のニオイはなぜ起こる?3つの原因

足は「世界一汗をかく場所」
人間の足の裏には、片足で約20〜30万個もの汗腺が存在すると言われています。これは手のひらと並び、人体で最も多い部位です。
しかも足は常に靴や靴下で覆われているため、汗が蒸発しにくく、靴の中は高温多湿のムレ空間になりがち。菌にとっては“最高の繁殖環境”が整ってしまいます。
汗そのものは無臭。ただし「菌」が分解すると強烈なニオイに
意外かもしれませんが、汗自体はほぼ無臭です。問題は、汗によって湿った皮膚や靴の中で「菌」が活動すること。
足の裏は角質が厚く、皮脂腺もあるため、汗と混ざると菌のエサになりやすい環境になります。菌が皮膚のタンパク質や脂質を分解すると、短鎖脂肪酸やアンモニアといった物質が発生し、これが「足臭」として感じられます。
靴・靴下・生活習慣もニオイを後押しする
- 通気性の悪い合成皮革の靴
- 化学繊維中心で吸湿性が低い靴下
- 長時間の立ち仕事や運動習慣
- 毎日同じ靴を履く習慣
- ストレスによる発汗量の増加
こうした条件が重なることで、足のニオイはさらに強くなりやすくなります。
足のニオイを生む3つの要素
- 汗:足裏は汗腺が多くムレやすい
- 菌:汗・皮脂・角質を分解してニオイ成分が発生
- 環境:靴・靴下・生活習慣が「高温多湿」をつくる
家にあるものでできる足のニオイ対策
「いきなり専用グッズを買う前に、まずは家にあるもので試したい」という方も多いはず。ここでは、身近なアイテムでできる足のニオイ対策をまとめました。
1. お酢(酢水フットバス)

やり方
- 洗面器にぬるま湯を入れる
- お酢を大さじ2〜3杯入れる
- 10分ほど足を浸す
ポイント
お酢は酸性の液体です。足の裏の環境は汗によって中性〜弱アルカリ性に傾くことがあり、そこに酸性の環境を与えることで、菌が繁殖しにくい条件をつくりやすいと考えられています。また、お酢特有の匂いが、足のイヤなニオイを一時的にマスクしてくれることもあります。
※肌が弱い方は、濃度を薄めたり、短時間から試しましょう。
2. 重曹足湯

やり方
- ぬるま湯を洗面器に張る
- 重曹を大さじ1〜2杯溶かす
- 10〜15分ほど足を浸す
ポイント
重曹は弱アルカリ性。足の裏の皮脂や角質は酸性寄りの性質を持つため、アルカリ性の水に浸けることで、汚れが落ちやすい状態になります。足湯のあとに石けんで洗い流すと、「足裏がすべすべした」「スッキリした」と感じる方が多い方法です。
3. ミョウバン水スプレー

やり方
- 焼きミョウバン(スーパーで購入可)を水に溶かす
- スプレーボトルに入れる
- 足や靴の中にスプレーし、よく乾かす
ポイント
ミョウバン水は酸性寄りの液体になります。汗や皮脂の分解で発生するニオイを抑える働きが期待されるため、古くから食品の保存や消臭の目的で使われてきました。市販の消臭スプレー代わりとして、「コスパ重視でニオイ対策したい」というご家庭でもよく使われる方法です。
4. 紅茶・緑茶のティーバッグ

やり方
- 使用後のティーバッグをよく乾燥させる
- 乾いたティーバッグを靴の中に入れておく
ポイント
茶葉にはポリフェノールやタンニンと呼ばれる成分が含まれており、これらがニオイ物質を吸着すると考えられています。お茶の自然な香りが靴の中に移ることで、ナチュラルな芳香剤としての役割も期待できます。
5. コーヒーかす

やり方
- ドリップ後のコーヒーかすをしっかり乾燥させる
- 小袋やお茶パックなどに入れる
- 靴の中に入れておく
ポイント
コーヒーかすは多孔質構造(小さな穴がたくさんある)をしており、空気中のニオイ分子を吸着しやすいと言われています。冷蔵庫や車の消臭にも使われることが多く、靴のニオイ対策としても再利用しやすいアイテムです。
6. レモン汁で足拭き

やり方
- レモン果汁を水で薄める
- タオルやガーゼに含ませて、足全体をやさしく拭く
ポイント
レモンは酸性の液体で、柑橘特有のさわやかな香りがニオイを一時的にマスクしてくれます。拭いた直後の清涼感から、「すっきりした」「サンダルを履く前のケアにちょうどいい」と感じる方も多い方法です。
7. 新聞紙を詰めて「靴の湿気」を取る

やり方
- 靴を脱いだ後、丸めた新聞紙をぎゅっと詰める
- 一晩〜半日ほどそのままにする
ポイント
新聞紙は高い吸湿性を持っているため、靴の中の湿気を効率よく吸い取ってくれるのがメリット。湿気が少ない環境では菌が増えにくくなるため、結果としてニオイの発生も抑えやすくなります。
自宅ケアのポイント
- やりすぎず、週に数回など「無理のない頻度」で続ける
- 肌が弱い場合は、濃度を薄める・時間を短くする
- ケア後は水で流し、しっかり乾かしてから靴下を履く
足のニオイ対策おすすめ商品5選
市販の専用アイテムの中から、オジLABO編集部がピックアップした5商品をご紹介します。
今回紹介するラインナップ
- アシート 紙製使い捨てインソール(脱臭タイプ)
- ブテナロック 足洗いソープ
- グランズレメディ 50g
- ブテナロック 除菌抗菌スプレー
- ラヴィリン デオドラントフットクリーム(これが一番すごい)
① アシート 紙製使い捨てインソール(脱臭タイプ)

出典:楽天市場
アシートの特徴
- 価格帯:100足入りで5,000円~6,000円
- 1日使ったら捨てる「使い捨てタイプ」
- 靴の中を常に清潔な状態でキープしやすい
- 靴を長時間履きっぱなしの人に最適
アシートは、靴の中に敷いて使う紙製の使い捨てインソールです。1日履いたらそのまま捨てられるので、常に新しいインソールで過ごすことができ、靴の中のムレ・ニオイ対策に効果的です。
営業職や立ち仕事など、靴を長時間履きっぱなしの人には特におすすめ。学生や部活動で靴を酷使する人にも向いています。
② ブテナロック 足洗いソープ

出典:楽天市場
ブテナロック足洗いソープの特徴
- 価格帯:1本あたり約1,000円
- 1日1回なら1〜2か月持ち、コスパ良好
- 足専用ソープでニオイと汚れをしっかり洗浄
- 夏場のスッキリ感・爽快感を求める人に最適
ブテナロック足洗いソープは、名前の通り足専用のボディソープです。足裏・指の間・爪の周りなど、ニオイの元になりやすい部分をすっきり洗えるよう設計されています。
毎日のバスタイムで「足をきちんと洗う習慣」をつくることで、ニオイを根本からケアできるのがポイント。家族みんなで1本を共有して使うのも現実的です。
③ グランズレメディ 50g

出典:アマゾン
グランズレメディの特徴
- 価格帯:2,000円前後
- パウダーを靴の中に振り入れて使用
- 1足で半年以上持つケースもあり、長期的にコスパ◎
- 靴そのもののニオイをしっかりケアしたい人向け
グランズレメディは、靴の中にふりかけて使うパウダータイプの消臭剤です。スニーカーや革靴、ブーツなど、いろいろな靴に使えるのが魅力。特に「靴そのもののニオイ」が強い場合に向いています。
一度買えば長期間使えるので、コスパを重視する人にもおすすめです。
④ ブテナロック 除菌抗菌スプレー

出典:楽天市場
ブテナロック除菌抗菌スプレーの特徴
- 価格帯:1本1,880円前後
- 靴の中・マット・スリッパなど広範囲に使える
- 玄関先の「こもったニオイ」の対策にも
- 家族全員の靴をまとめてケアしたいご家庭におすすめ
ブテナロック除菌抗菌スプレーは、靴の中はもちろん、玄関マットやスリッパなどにも使えるスプレータイプの消臭・抗菌アイテムです。帰宅後に玄関でサッとひと吹きするだけで、簡単にニオイ対策ができます。
家族で靴を共有しているご家庭や、子どものスポーツシューズが多い家庭にも向いています。
⑤ ラヴィリン デオドラントフットクリーム

出典:楽天市場
ラヴィリンの特徴
- 価格帯:1個3,000〜4,000円前後
- 少量でよく伸び、長時間快適さが続きやすい
- 出張・旅行など「靴を脱ぎにくいシーン」に強い
- 「とにかく長時間、ニオイの不安を減らしたい」人向け
ラヴィリン デオドラントフットクリームは、足に直接塗って使うクリームタイプのデオドラントです。少量でよく伸びるため、1個でかなり長く使えるのが魅力。持ち運びもしやすく、出張や旅行のお守りアイテムとしても人気です。
「何を使ってもまだ不安が残る」「大事な日だけは絶対に失敗したくない」という方の最後の切り札としても検討の価値ありです。
編集部おすすめとシーン別の使い分け
編集部イチオシ
5つの中で一番おすすめしたいのは、ラヴィリン デオドラントフットクリームです。クリームタイプで直接ケアでき、少量で長時間快適さが続きやすく、「とにかく失敗したくない日」の安心感が段違いです。
※あくまで筆者の個人的な使用感・意見に基づくものであり、効果の感じ方には個人差があります。
シーン別おすすめ組み合わせ例
- ビジネス:アシート + ラヴィリンで「一日中人前でも安心」
- 学生・スポーツ:グランズレメディ + ブテナロック足洗いソープ
- 家庭:ブテナロック除菌抗菌スプレーで家族の靴をまとめてケア
- 旅行・出張:ラヴィリン + アシートで長時間移動も快適
まとめ|足のニオイは「仕組み」と「環境」を整えれば必ず軽くできる
足のニオイは、誰もが一度は悩む身近なトラブルです。原因は、足裏の汗と、それをエサにする菌、そしてムレた靴・靴下・生活環境が合わさって起こる体の自然な仕組みです。
つまり、清潔にしている人でも、条件がそろえば必ず発生します。「不衛生だから臭う」という単純な話ではなく、人間の体の仕組みと生活環境がつくり出すニオイだと理解することが大切です。
- お酢・重曹・ミョウバンなど、家にあるものでできるケア
- インソール・ソープ・パウダー・スプレー・クリームなどの専用アイテム
- 靴のローテーションや靴下の見直しといった生活習慣の改善
こうした対策を組み合わせれば、足のニオイは「気になりにくい状態」まで確実に近づけていけます。
今日からできる一歩
まずは、家にあるものでできるケアを1つ+専用アイテムを1つ決めて、今日から試してみてください。そこから、自分に合う組み合わせや頻度が少しずつ見えてきます。
足のニオイの不安が少しでも減ると、外出や仕事、人付き合いもぐっとラクになります。気になっている「今」が、対策を始めるタイミングかもしれません。

総合病院に20年以上勤務する現役看護師。救急外来(ER)をはじめ、さまざまな診療科や年齢層の患者様と日々向き合ってきました。急な体調不良だけでなく、生活習慣やメンタル、加齢にともなう不調など、「ちょっと人には相談しづらい悩み」に触れる機会も多くあります。オジLABOでは、そうした経験にもとづき、記事内容に医学的・看護的な観点から大きな誤りがないか、読者にとって偏った情報になっていないかを確認する立場として監修を行っています。記事の執筆自体はオジLABO編集部が担当し、監修看護師が内容をチェックすることで、中高年男性の読者が安心して読める情報提供を目指しています。

